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© Kan-etsu Shintoshi Medical Group

I・S さん

薬剤師

情報を自ら取りに行くことが
薬剤師としてのやりがい

#入職7年目#群馬県出身#キャリア

大学病院での経験を活かし、救急から一般診療まで幅広く対応。家族との時間も大切にしながら、常に学び続け、地域医療を支える。

インタビュー

( きっかけ )

経験を活かしながら、
家族の時間も大切にする

薬剤師を目指したのは、理科しかできない少年だったからです(笑)。子どもの頃から「将来は薬剤師になるんだろうな」となんとなく決めていました。手に職があったほうがいいしなって、なんとも冷静な子どもでしたね……。

家族を持ち、子どもが小さかったこともあって、勤務時間が長かった前職の病院では、今後のライフステージを考えた際に現実的じゃないなと、転職を決めました。

以前は大学病院に勤め、病棟責任者や救急の担当などを経験しました。そのときの経験も今の関越病院に活かしながら働いています。薬剤師としてのキャリアは14年になります。

( 心がけ・やりがい・働きやすさ )

自分なりの
姿勢を発揮し、
挑戦ができる職場

チャレンジがしやすい職場だと思います。以前、電子カルテをリニューアルした際に、退院時に他施設との連携を図る情報提供書を使いやすくした内容を考え提案し、同僚とともにプログラミングに挑戦したことがあります。提案に乗ってくれる環境があったというのが大きいですね。

自分なりに気をつけていることは、救急患者さんの薬のチェックですね。一刻を争うので、場合によってはそのままオペ室で即手術ということもあります。その際に抗生剤や感染予防の薬などが出るんですが、アレルギーが出てしまったり、組み合わせが悪いことがあります。ERから連絡が入るわけではないので都度電子カルテでチェックし、新規の患者さんがいたら、ERに足を運んで患者さんの状態を看護師に訊いたり、ご家族へのヒアリングをして、なるべく早く執刀医に情報共有ができるように心がけています。しょっちゅう顔を出すので、ERのスタッフには顔を覚えてもらいました。

( リフレッシュ・プライベート )

リフレッシュは
子どもとの時間
アタマも休ませ
切り替えを

今では2人の子どもがいて、わがままもたっぷり言います(笑)。なので家では、自分のオフよりも妻のオフのことを考えていることが多いかもしれません。子どもたちと公園で遊ぶことが、体も動かすのでリフレッシュにもつながっていますね。

また、妻の仕事の関係で週に2回午後休をもらっているんですが、そのどちらかで必ず院内のドトールでカフェラテを買っています。季節限定のドリンクをいただくことも。帰りの車でこれを飲むのが、自分だけのリフレッシュタイムかもしれません。

仕事ではアタマを使うことが多いので、家ではYouTubeでゲーム実況の動画をぼーっと観ることがリセット方法です。

( 垣根の低さ )

必須アイテムは
薬の作用をまとめた自作のメモ

先生に「◯◯の疾患なんだけど、抗生剤はどれがいい?」と訊かれ、即答できたときに成長を感じました。その薬が採用され、患者さんがよくなっていく姿を目にしたときは嬉しかったです。

抗生剤をはじめとする薬については、以前学会に参加して学んだ事例やこれまでの経験を踏まえてまとめたメモがあります。先生に即答できたのは、常に身につけ都度見返してきたメモが頭に入っていたんですね。メモをまとめておいてよかったです。他にも同僚がまとめてくれたメモも合わせて見るようにしています。

A Day in the Life 一日のスケジュール

08:40

出勤

車で出勤。急患の患者さんが入院していないか、前日の夜間に新規の薬が処方されていないかを確認する

09:00

病棟業務

急患の方の薬歴調査や、持参薬の鑑別、退院の患者さんへの服薬指導、入院中の患者さんへの服薬指導、その後記録。スタッフが少ない場合は、調剤室・注射室業務を皆で協力して行う

12:00

休憩

職員専用食堂で食事をとった後、 好きな音楽を聴きながら仮眠したり、携帯で少しゲームをしたりしています

13:00

病棟業務

急患の方の対応や、通常の入院の患者さんの薬歴調査や持参薬の鑑別を行う。翌日移以降に薬剤サマリーなどが必要な患者さんがいないか確認し、記載。

17:25

退勤

病棟業務日誌を記載する。もし翌日が休みの場合は、同じ病棟担当者が困らないように申し送り事項を記載する。

Staff Q&A 社員による一問一答

  • Qこれまでのキャリアを教えてください。

    私はキャリア採用で当院に就職しました。前職は大学病院で病棟責任者という立場で、現在と同様に病棟の薬剤業務に従事していました。

  • Q職場で行っているちょっとした習慣を教えてください。

    午後休みの日は、院内のドトールでカフェラテや、その季節毎のドリンクなどを買って、帰りの車で飲みながら帰ったりしています。

  • Qお気に入りのリフレッシュ方法は何ですか。

    家では、夜YouTubeなどを観ます(笑)というのも、仕事では常に頭を使うことが多く、業務後はあまり考える様なことをしたくないんです。それがある為かいつもリセットして翌日の仕事に支障なく努められている気がします。

  • Q薬剤師として成長したと感じた経験を教えてください。

    新規で処方された薬の相互作用などを確認する以外にも患者さんに合った薬を医師に提案できるようになったことです。

  • Q心に残った業務は何ですか。

    成長したと感じた経験と少し重複しますが、「○○の疾患なんだけど、抗生剤はどれがいい?」と聞かれた際に即答し、その薬が採用され、患者さんの状態がよくなっていく姿を見られたことです。

応援者へのメッセージ

患者さんのその後につながる記録で学びを

市中病院には珍しい、「医科診療報酬点数表」に則った記録の記載を行っています。これを記録するだけで、患者さんの薬の情報や相互作用についても評価ができるようになるので、勉強になると思います。

また、入院中の薬の経過といった情報を、施設や転院先の医療機関へ記載することもあります。薬剤師としての責任をもった仕事ができると思います。